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【タイ】「中国の豚が!」乗客の人種差別発言にイギリス航空会社の冷たい対応ー中国人女性に同情

Global News Asia / 2016年3月18日 7時3分

資料写真、機内から。

 2016年3月17日、タイメディアによると、中国人女性がイギリスのヴァージン・アトランティック航空のフライトで、他の乗客から暴言を吐かれたのに、CA(キャビンアテンダント)が適切な対応をせず、屈辱的な想いをしたことに、タイ人も同情していると伝えている。

 原因は、中国人は非常識な人が多く、白人と中国人が口論していれば中国人が悪いと思われてしまう。それは、機内のトラブル率が中国人が世界一多いから。

 事件は、3月2日、ロンドン13時30分発、上海行のVS250便(約11時間のロングフライト)で起こった。中国人女性が自分の席でヘッドホーンを探していると、2列後ろの白人男性が来て、いきなり「中国の豚が! ここから出ていけ!」などと罵声を浴びせられた。女性が驚いて「なんですか?」と返答すると、男性は再び女性を侮辱した。

 周囲の乗客は「あなたは差別主義者だ。発言を慎んで」と男性を注意した。しかし、注意した夫妻も男性から脅迫まがいの言葉を浴びせられることになった。こうした状況でも、CAは男性を放置したままだった。

 5分以上たってからCAが、問題の男性から事情を聴き、女性に「ほかのお客様の迷惑です。騒ぐようでしたら、飛行機から降りてください」と叱責した。怒り心頭の女性は「先に私を侮辱したのは白人男性。どうして私を降ろすのよ」と伝えたが、男性CAは一切聞入れず女性の話を信じなかった。

 見かねた他の乗客が、CAに顛末を説明すると、CAは「あの男性は自分は精神疾患だと言っているので、席を移動させる」と女性に約束したが反故にされた。中国人女性は、航空会社に謝罪を要求しているが、誠意のある対応はなく怒りが収まらないと言う。

 航空関係者は「CAの対応は不適切ですが、この航空会社も過去に中国人乗客の非常識行動をたくさん経験しているのでしょう。また、中国人は非を認める人が少ないので、最初の段階で、中国人が嘘をついていると思われてしまった。それだけ中国人に対する信用度が低く、中国人には関わりたくないとの深層心理も働いていると思います。欧米系の航空会社は訴訟を恐れ、不適切な対応で申し訳なかった的な書面を返信するケースは基本的にありません」と話す。
【編集 : Kyo】

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