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【タイ】バンコクの隣、サムットプラカン県では4月1日から徴兵抽選会が行われる

Global News Asia / 2016年3月20日 11時0分

その日に呼び出された者たちをすべて身体検査し、志願の意思を確認してからくじ引きの数が決まるため、抽選会は深夜に開始されることも多い。(高田胤臣:撮影)

 2016年3月20日、タイ・バンコクに隣接するサムットプラカン県では、来月1日~5日に2016年度の徴兵抽選会が行われることが発表された。

 タイには徴兵制度があり、タイ国籍を保有する男性は21歳から、なにかしらの事情で徴兵検査を受けていない者は29歳までに検査を受け、抽選会に出席しなければならない。タイ国籍保有男性すべてに課せられている義務ではあるが、学校や軍などが認定した軍事教練を履修していれば免除される。

 タイの徴兵は指定された年齢の者すべてが軍に入隊するわけではなく、陸海空の3軍が要望する人数が各役場に割り当てられ、入隊志願者との差をくじ引きで抽選する。くじ引きは黒を引けば免除、赤で2年間の兵役とされる。

 兵役に就く2年間は基地内の寮で過ごすため生活費はかからないが、月給はたった4000バーツ(約1万3000円)程度しかない。一般企業で働いた方が収入は多いので、特に貧困層のこの年代の男性は一家の大黒柱として働くこともあって、兵役に就きたがらない者が多い。

 今年も抽選会場は男性らの家族や恋人に取り囲まれ、結果に家族で喜んだり、涙することになるだろう。

【執筆 : 高田胤臣】

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