1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. アジア

【タイ】メコン川上流ダムを干ばつ対策として中国が放水するも、環境保護団体はそもそもダムが干ばつの原因

Global News Asia / 2016年3月23日 9時0分

メコン川。ラオス首都ビエンチャンからタイを望む。

 2016年3月23日、干魃に喘ぐメコン川下流域に対して、中国は救済措置として景洪ダムを放水した。しかし、環境保護団体からは、ダムの存在自体が干魃の原因なのだから救済ではないと指摘されている。中国国内では、メコン川流域にさらに7つのダムを建設中だ。

 去る3月15日からはじまった中国景洪ダムの放水は、4月10日ころまで続けられ、毎秒2000立方メートルが放水される予定。タイのチェンライ付近のメコン川流域では、3~5メートルの水位上昇が確認された。

 しかし、タイの環境保護団体は、今回の放水は一種のプロパガンダに過ぎないと表している。そもそもタイ、ラオス、ベトナム、カンボジアの下流域国にこうした困難な状況をもたらしたのはダムが建設されたためだと指摘するとともに、中国国内で建設中の7つのダムとラオスで建設中の各ダムが完成したら、更なる厄災をもたらすだろうと警告している。
【翻訳/編集 : KK】

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください