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ミャンマー初の大型レジャー施設「Yangon Water boom」トラブル続き、わずか一日で休園

Global News Asia / 2016年3月26日 9時0分

浄水システムの不具合によりわずか1日で休園となった「Yangon Water boom」

 2016年3月26日、ミャンマー初の大型レジャー施設「Yangon Water boom」がヤンゴン市内より車で30分の郊外、タケタ地区に3月2日オープンした。ヤンゴン動物園が入園料1,000Ks(約90円)のところ、巨大なウォータースライダーが売りの「Yangon Water boom」は大人料金25,000Ks(約2,300円)とかなり高額であったが、その強気な値段設定や派手な広告写真も相まって、開園前から市民の間では話題になっていた。

 しかし実際にオープンしてみると、午後一時には園内で使用する水をろ過する浄水システムが停止。生活用水の流れ込むヤンゴン川の水は浄水されないまま園内のプールに直接流れ込み、各ウォーターアトラクションは停止せざるを得ない状況に追い込まれた。
また、園内での水着着用のルールは守られる事なく、水着を恥ずかしがった女性客は普段着のまま、男性客は下着姿で水に飛び込む姿も見られ、園内の水はさらに不衛生な状態となった。
その他にも、フードコートでは客が長時間待たされるなど、オペレーションの不備も目立った。

 この様な事から、高額な料金を支払った客の間からは不満が噴出し、その日の午後にはこの一連の顛末が多数の写真と共にフェイスブック上で共有され、鳴り物入りでオープンした大型レジャー施設「Yangon Water boom」は、オープンわずか1日で無期限休園の運びとなった。

 翌日、テーマパークを経営するUMG社はフェイスブックを通じて、利用者への謝罪と再オープンに向けて調整中であることを公式に発表した。
UMG社は1998年設立の不動産・投資会社で、2020年までに資産10億ドルを目指していた。

【執筆 : 竹永ケイシロ】

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