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【タイ】郊外型の商業施設は会社からの帰宅時にも利用できて便利

Global News Asia / 2016年4月13日 9時0分

The Nineの中はほとんどオープンエアの造りになっていて、洒落た雰囲気に写真を撮るタイ人も多い。(撮影:高田胤臣)

 2016年4月13日、新しい商業施設が次々と建設されているバンコクでは今、中心地よりも郊外の方向へ客足が伸び始めており、特に幹線道路沿いの施設は会社帰りの会社員で平日の夜も賑わっている。

 日本人がバンコクで定住する場合、ほとんどの人が中心地や高架電車もしくは地下鉄の沿線に居を構える。日系企業駐在員は会社から住居手当が支給されるし、一般的な日本人にとっても為替レート的に見れば家賃が安いかもしれないが、一般的なタイ人にとってはそれでも家賃は高い。そのため、日本の都市部同様に中心地で暮らさず、やや外れた地域で暮らすことが多い。

 郊外にある商業施設は都心と住宅地を結ぶ幹線道路沿いだと平日の夜、会社帰りのタイ人が立ち寄るし、週末や祝祭日には家族連れで訪れるグループも多く、連日賑わっている。立地さえよければ、郊外でも集客は望めるようだ。

 日本人学校もあるバンコクのラマ9世通りには「The Nine Center Rama9」が2011年にオープンしており、3つのゾーンに分かれていて、3階建てでありながら中はかなり広い。飲食店を中心に充実した店舗数も誇っている。経営は、日本人観光客にも人気のショッピングセンター「マーブンクローンセンター」のMBKグループ。

 日本人の居住地域からはやや離れていて、日本人の話題になることはあまりないが、スワナプーム国際空港に繋がる高速道路も目の前にあり、帰国前に立ち寄りやすい。

 和食店なども本格的な店が郊外にも増えているので、勤め先からの指定がなければ、こういった中心地から離れた場所に暮らすのも生活費を抑えるひとつの手段になるかもしれない。

【執筆 : 高田胤臣】

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