【タイ】センセーブ運河のボート爆発事故から1カ月
Global News Asia / 2016年4月16日 9時0分
2016年4月16日、バンコクのセンセーブ運河を航行する水上バスが先月5日早朝に爆発した事件から1カ月が過ぎた。
この事故は3月5日、バンコク中心からやや外れ、下町エリアとなっているラムカムヘン通りのワット・テープリーラー船着場で、ボート後部にあるエンジン周辺からのガス漏れが原因で爆発が発生し、日本人を含む乗客68人が負傷した。死者は出ていない。この水上バスはバンコクの中心地を東西に結ぶセンセーブ運河で運行され、渋滞に巻き込まれることがないので、周辺住民の出勤などで利用される。朝夕は座席数以上に乗船客が集まって立ち乗りとなり、電車のラッシュアワー並みの乗船率になる。
この水上ボートを運営するファミリー・トランスポート(2002)社は約70隻のボートを所有し、その内約30隻がLNG(液化天然ガス)、残りが軽油のエンジンを使用している。事件後はガス・エンジン船の利用は禁止され、軽油エンジンのみで運行するようにタイの運輸省から言い渡されている。ただし、軽油の単価が上がり経営を圧迫する場合にはガス・エンジンの利用再開を検討するという。
また、事故を起こしたボートは国の点検を正規に受けており、なんら異常はなかったとされる。ガス・エンジンでの事故は今回が初めてで、この路線全体の事故も地元住民によれば「20年くらい前に1度事故があった記憶がある」というほど、ほかの交通機関よりは事故率は低い。
事故から1カ月が過ぎた現在、客足はいつも通りであり、ガスの使用もないことから乗客はあまり気にせずに利用しているようだった。
【執筆 : 高田胤臣】
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