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熊本地震・日本財団の非常用トイレ500台、緊急配備に感動ータイ人観光客

Global News Asia / 2016年4月21日 19時11分

熊本地震 支援第一弾93億円の内容を発表する、笹川陽平日本財団会長(2016年4月19日午後)

 2016年4月19日、日本財団は熊本地震への対応として、93億円の緊急支援・第一弾の発表を行った。

 この中で、避難所のトイレ不足に対応するため、非常用トイレ500台を提供することが伝えられた。建設現場の仮設トイレのタイプは段差があり、障がい者や高齢者が利用するには、ストレスがかかってしまう。トイレが不便だと、水分の摂取を控える傾向が高くなり、静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)で深刻な状況に陥る人が増える。

 そこで、小型軽量で段差不要。水を使わずに粒状のポリマーを使用して、排泄物をフィルムで密封して処理することができる、衛生的な非常用トイレを送ることを決めた。500台になった理由は、東日本大震災でも採用したメーカー製の在庫が500台だったため。

 このニュースを知ったタイ人観光客は「日本のおもてなしの心に通じると思いました。旅行先でも、トイレがきれいなところが多く、感心していました。援護が必要な人への適切な配慮に感動しました」と話す。
【編集 : 高橋大地】

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