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三菱自動車、製造現場の人「カワイソウ」ー親日家タイ人

Global News Asia / 2016年4月22日 8時18分

三菱自動車のekワゴン。

 2016年4月22日、タイでは、トヨタをはじめとした日系メーカーの車がたくさん走っており、使用期間も長い。田舎に行くと20年前の日本車を目にすることも多い。

 三菱自動車の燃費改ざん事件は、タイでも伝えられている。三菱の車を長年愛用している親日家のPIMさんに話を聞いた。「車の性能を偽装することは悪いことですが、大騒ぎして大バッシングするのは行き過ぎだと思います。いろいろなプレッシャーの中で仕方なく行われたことでしょう。だから、おおらかな気持ちを持つべきだと思います。三菱の大型車のタイヤが外れて、死傷者が出た惨事とは種類が違います。この事件を題材にした「空飛ぶタイヤ」を読み驚きましたが、これとは違います。今回の不正発覚で、一番困るのは、製造現場で不安定な契約で働いている非正規労働の人や、中小の下請け、孫請け関連会社の人たちです。仕事が減ると職場がなくなったり、倒産してしまうからです。コンプライアンスは大事なことですが、弱い立場の人たちの生活のことに配慮してあげる優しさが、足りないのではないかと思います」

 タイは、おおらかで優しい人が多く、少々の不正が行われても「マイ・ペンライ」(大丈夫、気にしないで)と許し合う社会だ。
【編集 : WY】

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