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三菱自動車、不正のツケは製造現場の弱者切り捨てかー親日家タイ人

Global News Asia / 2016年4月28日 10時30分

三菱自動車のekワゴン。

 2016年4月28日、タイでは、トヨタをはじめとした日系メーカーの車がたくさん走っており、使用期間も長い。田舎に行くと20年前の日本車を目にすることも多い。

 三菱自動車の燃費改ざん事件は、タイでも伝えられている。三菱の車を長年愛用している親日家のPIMさんに再び話を聞いた。「軽自動車を生産している岡山県の水島製作所で、1300人の自宅待機が始まりました。不正が発覚して一番被害を受ける人は、本社の指示で、黙々と日々の仕事をこなし、生活を守るために一生懸命頑張っている人たちです。一般的に製造現場で不安定な契約で働いている非正規労働の人や、中小の下請け、孫請け関連会社の人たちは、社員の人たちよりももっと悲惨な状況になります。また、三菱自動車の販売会社(地域販社)も、取り扱い店舗の閉鎖や、統廃合も加速し、メンテナンスも受けにくくなるでしょう。三菱は大きなグループの会社です。製造現場の人たちが、路頭に迷わないよう配慮することも必要だと祈ります」

 タイは、おおらかで優しい人が多く、少々の不正が行われても「マイ・ペンライ」(大丈夫、気にしないで)と許し合う社会だ。
【編集 : WY】

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