【タイ】日本観光の際はタイ人向けデータ通信用のSIMカードを利用

ジャパン・エモーション社のSIMなど、NTTドコモの4G LTEが利用できるものもある。気をつけたいのはSIMカードがマイクロSIMやナノSIMなどの種類が出ているので、それに合わせなければならない点だ。(撮影:高田胤臣)

　2016年5月22日、短期滞在の場合にビザが免除となったことから近年はタイ人の日本観光がブームとなっている。そんな日本観光はタイ人を始めとした外国人旅行者の大半から概ね高評価を得ているが、ネット環境がよくないという不満が少なくない。スマートフォンが世界的に流行している中、Wi-Fiなどがあればすぐにネットに繋げられ、わからないことなどを検索できるのだが、日本の場合、日本の携帯電話キャリアのSIMカードなどがない限り、接続が非常に困難で、外国人観光客には環境が整っているとは言えない。

　最近ではタイ国内、もしくは各国際空港などでポケットWi-Fiをレンタルする業者があり、それを利用する人も多い。ただ、使用料がかなり高くなるのがネックとなる。

　そんな中、NTTドコモなどのネットワークを利用できるプリペイド式のSIMカードも登場している。タイ語で設定の説明書などもついており、タイ人旅行者の一部はこういったSIMを事前に入手して日本観光に臨んでいるようだ。日数は限定されるが、通信速度も悪くない。なにより言葉が違うため、ネットで翻訳やマップ検索に頼りたい人にとっては非常に強い味方になると好評となっている。

【執筆 : 高田胤臣】