マレーシア人が日本旅行に憧れる理由とは

着物や祭りなど日本の伝統文化に興味を持つマレーシア人は多い

　2016年5月29日、日本旅行に憧れるマレーシア人は非常に多い。さらに日本に旅行した事のある人はマレーシアに帰りたくない、また来たいと思う人がほとんどだという。

　その理由はもちろん日本の魅力にあるのだが、東南アジア特派員ビジネスレポートによるとマレーシア人を惹きつけてやまないものが3つあるという。そのうちの1つが四季である。マレーシアは1年中湿気があり暑いので、日本の四季、特に春と冬は貴重な経験となる事から、春の桜と冬の雪を目当てに日本旅行計画を立てるマレーシア人はとても多い。

　次に日本の長い歴史と伝統文化、例えば着物、浴衣、茶道、挨拶の仕方、相撲、温泉、夏祭り、和食などはどれもマレーシアでは知名度が高く、直接の体験は旅行の大きな目的となっている。さらに最近では若者を中心にユニークなサブカルチャーも注目されており、アニメや漫画などを目当てに旅行する者も増えてきている。

　3つ目が最新の技術体験である。自動販売機、自動掃除機、食洗機、ウォシュレット等々、日本では一般的でも外国人にとってまだまだ珍しく、日常に溢れる多くの技術を体験したいと考えているマレーシア人は多い。むしろ日常生活の中にある最新技術を探すことがマレーシア人の日本旅行の醍醐味としている人も少なくないという。

　こういった体験が口コミで評判となり、民間レベルでさらに日本への関心を惹きつけるものになっている。

【執筆 : HT】