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タイのプミポン国王が在位70年、各地で記念式典

Global News Asia / 2016年6月10日 17時0分

ワット・プラケオ寺院(写真:タイ首相府)

 2016年6月9日、タイのプミポン・アドゥンヤデート国王(88)が在位70年を迎え、タイ各地で70周年を祝う記念式典が行われた。現役の君主としては世界で最も在位期間が長い。国民は在位70周年を祝うとともに、入院生活が続く国王の健康を祈った。

 バンコクの王宮敷地内にあるワット・プラケオ寺院では、770人の仏教僧にプラユット首相夫妻や閣僚、官僚らが布施をする托鉢式のほか、寺院内では国王をたたえる読経などの式典が行われた。バンコク以外でもオレンジ色の僧衣を着た仏僧により、同様の式が各地で催された。

 一方で、国王はここ数年様々な健康問題に高齢も相まって入退院を繰り返しており、今月7日にも心臓手術を受けるなど体調について心配される声は多くなっている。

 プミポン国王は1946年に兄の死を受けて18歳で国王に即位。以降、王室庁や国王府などの支援と共に公共衛生や農村部開発を推進してきた。タイ国民からは「ポー(お父さん)」して敬われており、誕生日である12月5日はタイでは父の日とされている。
【執筆 : HT】

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