【タイ】フワランポーン駅が100周年
Global News Asia / 2016年6月22日 17時0分
2016年6月25日にタイ国鉄の始発ターミナル駅フワランポーン駅が、現駅舎に移転してから100周年を迎える。
バンコクの中華街に接するフワランポーン駅は、100年前の1916年6月25日に現駅舎へ移転して以来、タイ全土へ向かう鉄道の始発駅として今も賑わっている。しかし、周辺の交通渋滞や地下鉄と高架鉄道などの整備が進む中、2019年にはその役目を終えることが決まっている。
新たにターミナル駅となるのは、チャトゥチャック公園(ウィークエンドマーケット)にも近い現在のバンスー駅。地下鉄(ブルーライン)とも接続している。ただ、隣接する北バスターミナルは新たな駅の開業とともに移転予定だ。
フワランポーン駅としてほとんどのガイドブックに記載されているが、タイ国鉄の正式名称はバンコク駅だ。フワランポーン駅は、かつて接するラマ4世通りを走っていた路面鉄道の駅名だったものが、市民の間で俗称としてそのまま使われているもの。また、地下鉄はフワランポーン駅となっている。
昔から田舎、特に北部や東北部から出稼ぎに来る人たちの、バンコクでの出発点であり、日本人にとって昔の上野駅と似た心象を持つタイ人も多い。
今でも駅前周辺には東北から出てきたばかりの女性たちが、歩道上にゴザを敷いてソムタム(パパイヤサラダ)を売る光景見られる。これは違法でもあるので警察官の見回りがあると、あっという間にどこかけ消えてしまう。その時の素早さには舌を巻くが、時折、逃げ遅れてしまった者が見せしめ的に逮捕されている。しかし、罰金数百バーツで解放されると、また元の場所で営業を再開するたくましさだ。
移転後の駅は、鉄道博物館となることが決まっており、タイの鉄道史を記念する建物に生まれ変わることになっている。
【文/ : そむちゃい吉田】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
62年前に廃線になった“幻の高原鉄道”が今も走っていたら…バスとの競争に負けた鉄道が持っていた「唯一無二の風情」とは
文春オンライン / 2024年11月23日 6時0分
-
相鉄かしわ台駅、地元民は知っている「2つの顔」 東口はホームから300m以上ある通路の先に駅舎
東洋経済オンライン / 2024年11月22日 6時30分
-
【事業規模1000億円超】「沼津駅鉄道高架化事業」進ちょく状況は?改めて考える市民のメリット(静岡)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年11月13日 17時35分
-
開業80周年の「川崎市電」。廃線跡から、その不遇の歴史をたどる
オールアバウト / 2024年11月9日 21時15分
-
東北の「地味な絶景路線」北上線沿線に何がある? 起点の北上駅は新しいホテルやマンション続々
東洋経済オンライン / 2024年10月31日 6時30分
ランキング
-
1韓国ドラマはつらい暮らし耐え忍ぶ糧…脱北の24歳女性、正恩氏に「忠誠心のかけらもない」
読売新聞 / 2024年11月28日 7時6分
-
2ノルウェー皇太子妃の連れ子、釈放も新たな性犯罪容疑
AFPBB News / 2024年11月28日 12時41分
-
3トランプ氏の対カナダ関税、米ガソリン価格押し上げへ アナリスト警告
ロイター / 2024年11月28日 12時12分
-
4《次は高校の卒業旅行に突撃》「1年間で600人と寝た」オーストラリア人女性(26)が“強制送還”された後にぶちあげた新計画に騒然
NEWSポストセブン / 2024年11月28日 7時15分
-
5米国が日本にミサイルを配備すれば対応する=ロシア外務省
ロイター / 2024年11月28日 0時33分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください