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【ミャンマー】無賃乗車はダメ! 飛び乗り横行のヤンゴン環状線で対策

Global News Asia / 2016年6月28日 17時0分

列車の速度が遅いうえ、ドアが開いているので飛び乗りがしやすい(ヤンゴン環状線)

 2016年6月16日、ヤンゴンの街を円形に結ぶヤンゴン環状線で、運営するミャンマー国鉄が無賃乗車への対策を打ち出した。

 ヤンゴン環状線は東京の山手線に例えられ38駅を円形に結ぶ路線だが、車両や線路の老朽化などでスピードが出せず15キロ前後でノロノロと走行する。そのため、走行途中で列車に飛び乗るなどの無賃乗車ができてしまう現状がある。今年に入り約20件の無賃乗車が発覚したというが、これは氷山の一角とみられる。

 国営英字紙「グローバルニューライトオブミャンマー」によると、無賃乗車が発覚した場合の罰金を運賃の10倍に引き上げると同時に、54人の職員を配置して検札を強化するとしている。

 また、これまで列車の等級別に分かれていた運賃を、15マイル(約24キロ)まで100チャット(約9円)、それ以上は200チャットと距離に応じた体系に改め、乗客にわかりやすくする。

 環状線はヤンゴンの交通渋滞の悪化とともに市民の足として見直されてきており、日本政府はヤンゴン環状線に約250億円の円借款を供与することを決定。また、新型の車両を導入するほか、信号システムを改修することで、最高時速60キロの実現を目指すとしている。

 他にも、これまでは線路に住民らが自由に立ち入りできる状態であったが、高速化により危険が増すため、柵を設けて線路に入れないようにするなど、様々な見直しが進められている。
【執筆 : 北角裕樹】

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