【タイ】日本人も多く訪れるデパート「エンポリアム」駐車場で火事

商業施設で独自に消防チームや訓練を行うこともあるが、建物の構造上、逃げ遅れる可能性もあるので、事前に避難経路は把握しておきたい。(撮影:高田胤臣)

　2016年6月30日、日本人も多く訪れる高級デパート「エンポリアム」の地下駐車場で、8時25分頃火災が発生した。クロントーイ消防署から消防隊が駆けつけ、およそ30分で鎮火。この火事によるけが人はいなかった。

　「エンポリアム」はモールグループの高級デパートで、スクムビット通りソイ24にある。向かい側には新館として「エムクオーティエ」が開業しており、周辺は在住者や観光客など、特に外国人が多い地域。ホテルや高級コンドミニアムも併設しており、日本人在住者も少なくない。

　6月下旬でタイは雨季に入っており湿気も多いが、2016年に入ってから、特に乾季の間は火災は増えている。5月には北部チェンライの女子校寄宿舎で火災が発生し、6歳～13歳の子ども17人が死亡する事件もあった。

　タイでは商業施設の火災もたびたび発生しており、建物構造の関係か逃げ遅れて死傷する被害者が出ることもある。非常口などの避難経路は事前に把握しておきたいところだ。
【執筆 : 高田胤臣】