中国製車両26両欠陥で返送一シンガポール都市鉄道
Global News Asia / 2016年7月9日 17時35分
2016年7月8日、現地メディアによると、シンガポールは、都市鉄道SMRT(地下鉄)で使用している中国製車両(26両)を返送する。
リコールされた中国製車両は、SMRTが2011年以降、中国の青島四方機車車輛(中車四方)から購入し、南北線、東西線で運行している「C151A型」。導入当初から故障が多かった。
これまでも、中国の製造工場に移送して修理を行ってきたが、シンガポールは、中国との関係を配慮して、公表を控えていた。しかし、香港メディアが真相を報じたため7月5日に公表した。
C151Aは、川崎重工業など日本の車両メーカーが1986年から製造したC151を改良したもので、日本製の旧モデルではトラブルなく運行されていたが、中国製の車両は、お粗末な完成度、耐久性しかなかった。座席のガラス部分に亀裂が見つかったり、電源装置が爆発したりするなど不具合が多く運行に支障をきたしていた。
中車四方は高速鉄道車両の製造もおこなっていて、マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道の受注競争にも、大きな影響が出るのではないかとみられている。
【編集 : MY】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
中国初の水素エネルギースマート都市間高速列車が登場
Record China / 2024年9月26日 11時30分
-
高速列車や水素車両「国際鉄道見本市」の最前線 「イノトランス2024」注目の展示車を一挙紹介
東洋経済オンライン / 2024年9月25日 7時0分
-
一等地に中国車両「国際鉄道見本市」の注目テーマ 「イノトランス」開幕、日立は高速車両を出展
東洋経済オンライン / 2024年9月24日 12時0分
-
実はイギリスにはない?日本の線路幅「狭軌」の謎 世界各国の「軌間」が映し出す国際情勢と歴史
東洋経済オンライン / 2024年9月4日 7時30分
-
マレー半島、ジャングル縦走「夜行急行列車」の旅 首都クアラルンプールは都市交通が充実
東洋経済オンライン / 2024年9月3日 7時30分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください