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【ミャンマー】NTTコム、高速インターネット発表 「遅すぎ」ネット環境改善なるか

Global News Asia / 2016年7月15日 9時0分

インターネットの遅さに苦しむ進出企業の需要を見込む(ヤンゴンでの記者会見、撮影:北角裕樹)

 2016年7月13日、NTTコミュニケーションズはヤンゴンで記者会見し、ヤンゴン全域をカバーする法人向け高速インターネット接続サービスを始めると発表した。

 東南アジアでは、シンガポールやカンボジアに続き7カ国目。光ファイバーを使った高速で安定したサービスをするとともに、24時間の対応を行う。日本語での問い合わせにも応じるという。

 ミャンマーでは、KDDIなどが共同で事業を行う国営のミャンマー郵電(MPT)などがインターネット回線の高速化を進めている。しかし、ヤンゴンの外資系企業などからは「ネットが遅くて仕事にならない」などと不満の声が上がっているのが実情であった。

 NTTコミュニケーションズはこうした法人需要をいち早く押さえ、将来的にはヤンゴン以外の都市への展開も狙う。また、データセンターなどをミャンマーに設置することも検討している。

 ヤンゴンではインターネットを引く場合、事務所まで伸ばす回線の工事代金を顧客が負担する必要があり、数百万円を請求されるケースもあった。NTTコミュニケーションズでは、ヤンゴン市内の数十カ所に拠点を設けて工事費用を抑え、顧客の初期費用を軽減するとしている。

【執筆 : 北角裕樹】

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