【南シナ海】誰も止められない中国の実効支配ー仲裁裁判所の判決は微力
Global News Asia / 2016年7月22日 0時7分
2016年7月22日、フィリピンが提訴した南シナ海をめぐる領海問題で仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)は、中国の主張を全面的に否定する判断を示し10日が経過したが、中国はこの判決を強硬に無視している。
複数の見識者の話を総合すると、中国はこれまでと変わらずに南シナ海の実効支配を続行し、島民を増やし、軍事強化や資源の採掘準備を進める。
周辺各国については、経済支援とのバーターでカンボジアのように、中国のスタンスに理解を示す国が増えるよう交渉を続ける。
フィリピンとベトナムに関しては、経済的な結びつきの強化を行い、政治的な論点にならないよう個別交渉を行う。
インドネシアについては、中国密漁船の拿捕や爆破が行われており、中国高速鉄道の建設遅れなど様々な問題を抱えており、架橋を中心に調整を進める。
アメリカに関しては、米国債の保有(1兆2440億ドル)を生かし、南シナ海以外のテーマで親密度を増やし、米軍が実力行使をしないように懐柔すると見ている。
仲裁裁判所の判断は、中国が予想するよりも中国にとって厳しい内容だったが、仲裁裁判所の決定には拘束力がないため、中国の動きを封じることは出来なかった。
中国の国際政治手腕力は強く、歴史的な根拠を捏造するテクニックを駆使しており、南シナ海での支配を続行することを止める手立ては無い。
【編集 : DL】
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