【カンボジア】ベトナム国境の農産物組合、無農薬野菜4年で売り上げは2.5倍に一NPO法人IVY
Global News Asia / 2016年7月24日 12時0分
2016年7月21日、JICAカンボジア事務所が発行する「カンボジアだよりNo59」に『スバイリエン州農産物組合4年で売り上げは2.5倍に』と題する記事が掲載された。
(記事)ベトナム国境のスバイリエン州の農家約300 世帯でつくる「スバイリエン州農産物組合 (SAC)」が、この4年で野菜の売り上げを大きく伸ばしています。SACの設立や運営を支援している日本のNPO法人IVYの松浦あゆみさんが、6月にプノンペンで開かれたENJJ農業・農村開発分科会で発表しました。
松浦さんによると、SACは、同州の約60村の農家が参加し、無農薬野菜としてプノンペンに月平均7トン、ベトナムとの国境にあるホテルに月平均2~3トンを共同出荷しています。2015年の年間収益は 97,930ドルとなり、プノンペンに出荷を始めたばかりの2012と比べると約2.5倍に増えました。2015年の純益は年間14,095ドルで、そのうち5%を出資金に対して配当しました。
SACは、IVYが1999年に女性の自立支援のために始めた事業がもとになって2010年に生まれた組織です。JICAも2003年以降2012年まで、女性組合の設立や共同生産・出荷、供給・流通システムの整備などを支援してきました。国内の多くの農協が信用事業中心であるのとは逆に、SACは共同出荷や共同販売が事業の中心で、信用事業はまだ本格的ではありません。このため、他の農協に先駆けてビジネス志向の事業を展開するモデルとして注目されています。
松浦さんによると、IVYは人件費などSAC運営経費の多くを支援してきましたが、現在では 事務所を貸している以外、ほとんどの経費はSAC自身が負担しています。建設中の集荷センターの土地も、組合の資金で購入しました。松浦さんは「利益を上げるにはどうしたらいいか、試行錯誤を繰り返して組合が自ら学んでいます。自分たちの手で作り上げた組織や仕事に、愛着を持っているのを感じます」と話しています。
認定NPO法人IVYホームページ http://ivyivy.org/
【編集 : LU】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
農協へコネ入社の元プー太郎が高知山奥「道の駅」で年商5億…地元へのふるさと納税額を600万→8億にできた訳
プレジデントオンライン / 2024年11月23日 10時15分
-
畜産ICTを活用した経営の可視化及び営農指導の高度化に関する協業を開始
PR TIMES / 2024年11月22日 18時45分
-
JENESYS派遣プログラムで日本の大学生がカンボジアを訪問します
PR TIMES / 2024年11月22日 17時15分
-
農家向け栽培管理アプリ「Agrihub」がJA全農「集出荷システム」とシステム連携を開始 - 農業プラットフォームの構築へ
PR TIMES / 2024年11月20日 17時45分
-
日本の歯科医師たちによる、カンボジア国内の子どもたちの虫歯を減らすプロジェクトが2024年11月に発動!~カンボジア政府と協力して、虫歯のない世界を目指す~
@Press / 2024年11月7日 10時0分
ランキング
-
1トランプ氏、メキシコ大統領が「国境封鎖に同意」と主張 本人は否定
AFPBB News / 2024年11月28日 14時33分
-
2ノルウェー皇太子妃の連れ子、釈放も新たな性犯罪容疑
AFPBB News / 2024年11月28日 12時41分
-
3台湾が防空演習 中国の気球2基確認の報告も
AFPBB News / 2024年11月28日 15時10分
-
4ロシア、ウクライナのエネルギー施設を大規模攻撃 停電100万人以上
ロイター / 2024年11月28日 19時30分
-
5停戦合意後のレバノンの様子は…首都ベイルートに住む日本人が見た“停戦合意直前の攻撃”とは
日テレNEWS NNN / 2024年11月28日 10時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください