【タイ】回転寿司スタイルの焼肉店がおもしろい

回転寿司のように焼肉の具材が店内を動き回っている。(撮影:高田胤臣)

　2016年8月17日、なんだこれは？ といった和食が散見されるタイだが、韓国料理でも同じようなものがある。タイではムーガタというジンギスカン鍋のような鉄板で焼肉をする店が人気だが、これは韓国式焼肉を真似たものだ。近年の和食ブームでタイでは鍋物と回転寿司を融合させた店が増えてきている中、同じスタイルで韓国式焼肉を楽しめる店が見られる。

　日本料理や韓国料理店を経営するスキシグループのひとつで、タイ全土で30店ほど展開する「Sukishi Korean Charcoal Grill」では回転寿司のようにベルトコンベアに乗せられて店内を移動する肉や野菜などを自由に取ることができる。ほかには寿司や揚げ物、カレーライス、サラダ、果物、アイスクリームがあり、ソフトドリンクも飲み放題。すべて込み込みで349バーツ(約1090円)だ。130cm以下の子どもは半額か、店員の裁量によっては無料になる。

　タレもタイ式のものや日本の焼肉のタレに似たものもあり、日本人でも大きな違和感を持たずに食べることができるだろう。鉄板はジンギスカン鍋のようになっており、鉄板の山の上で肉などを焼き、周囲のくぼみに入れられたスープで野菜を煮て食べる。

　毎日通いたくなるほどのおいしさではないが、話題のひとつとして試してみる分には悪くないと感じた。

【執筆 : 高田胤臣】