【タイ】爆弾事件が相次いだタイ国内の様子
Global News Asia / 2016年8月15日 12時0分
2016年8月15日、王妃誕生日で母の日となった12日と前日11日にタイ南部で相次いだ爆弾事件。連休中のタイは不安が国全体を被っていたが、その後大きな事件は再発しておらず、表面上は平穏となっている。
プーケット在住の日本人男性によると「12日の夜間はいつもより気持ち人通りが少なかったように感じる。タイ国外の報道は爆弾事件と放火事件をすべて同じように扱っているため、外国人の中にはタイ全体で爆弾事件が起こったと勘違いしている人もいるのではないか」と話す。
バンコク在住の日本人も日本の家族や友人らから安否を気遣うメールなどが続々届いているといい、発生現場がバンコクからかなり離れた場所であることが認知されていないことを問題視している。これについてバンコクの飲食店経営のタイ人も懸念を示す。
「タイは政治的に不安定な時期が長く、またクーデターなどが発生するたびに観光客が激減します。そのときに最初に打撃を受けるのが私たちのような飲食店や小売店です。日本のお盆は知っています。大丈夫だとは思いますが、今回の事件が日本人観光客の渡航に影響をおよぼさないかが心配です」
今回はバンコクは連続爆弾事件とはまったく関係のない状態になっているが、タイ人富裕層の中にはバンコクでのテロを心配して繁華街や人が多い場所には極力出かけないようにしているという人も出ている。ちょうど連休もあってバンコクから郊外へと旅行に行った人が多いのも重なって、全体的にナイトエンターテインメントなどはやや静かになっているようである。
【執筆 : 高田胤臣】
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