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【ミャンマー】ヤンゴン郊外の蛇寺が人気上昇、蛇を手に記念撮影も

Global News Asia / 2016年8月19日 9時0分

仏像の隙間に大蛇(ミンガラカンボーエ寺院、撮影:北角裕樹)

 2016年8月11日、ヤンゴン南部にある大蛇がうようよいるというパゴダを訪れた。日本や欧米諸国には、「爬虫類マニア」が一定数存在するため、そうした人々の間で知られるようになって人気が上昇。蛇を片手に記念撮影させてくれるサービスも登場した。

 この「ミンガラカンボーエ寺院」は一見するとミャンマーの普通のパゴダだが、本堂に入ると4体の仏像の足のあたりに多数の大蛇が固まっている。寺の関係者は「30匹くらいいる」と話す。仏像の周りだけでなく、木の上や、開いた窓の上、机の下などあらゆる場所に大蛇がいる。2メートルはゆうにあろうかという大きさだ。

 本堂では、1,000チャット(約90円)で蛇とともに記念撮影をしてくれるサービスも始まっていた。カメラマンは「大蛇は昼間寝ているから」といい、子どもの蛇を賽銭箱から取り出して、手渡してくれる。ヒヤッとして気持ちいが、子どもの蛇と言っても30センチほどはあり、迫力満点だ。

 ドアの裏側に隠れて寝ていた大蛇を触ってみると、「ふー」と音を立てて威嚇してきた。蛇も寝起きは機嫌が悪いようだ。

 この蛇寺は、ヤンゴン市街から船でヤンゴン川の対岸のダラまでわたり、自動車で40分ほど行った場所にある。渡し船は日本から寄贈されたもので、ヤンゴンの庶民の足として定着している。日本の援助で寄贈されたため、日本人は無料で乗船できる。ヤンゴン観光のついでに対岸まで足を延ばせば、一味違う旅になりそうだ。

【執筆 : 北角裕樹】

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