【ミャンマー】ヤンゴンで飽和状態の日本食レストラン、宅配弁当で新たな展開か
Global News Asia / 2016年8月24日 9時0分
2016年8月24日、民主化の進むミャンマーでは2012年から現在までに、日本人商工会議所に登録する企業は4倍を超え、増え続ける日本人駐在員を見込んで、最大都市ヤンゴンでは日本食レストランが乱立し、その数は100軒を優に超えた。
その内容も「赤から」「大阪王将」など日本のチェーン店が出店するケース、タイで既に成功を納めている居酒屋「しゃかりき432゛(しみず)」など、海外経験のある店が進出するケース、日本の飲食店で出稼ぎしていたミャンマーの人が帰国して店を開くケースなど様々であるが、わずか100m程度に、似通った日本食レストランが4軒も5軒も軒を連ねる通りもある。
しかし、味の濃いミャンマー料理に比べ、薄味の日本食はなかなかミャンマーの人の舌に合わず、爆発的に増えたレストランの数の割には、未だミャンマーで日本食ブームを起こすには至っていない。出店した日本食レストランの中には思うように客足が伸びない事や、家賃の高さ、また食材確保への苦労から早期に撤退する店も多く、残った日本食レストランも限られた数の日本人相手の商売に苦戦を強いられている。
そこで最近注目されているのが、宅配弁当のサービスである。ヤンゴン市内は慢性的な渋滞から、酷い場所では100m進むのに10分以上かかる事もあるため、わざわざ移動する事なく、職場に人数分の弁当を届けてもらえる宅配サービスは在留日本人からの要望が高い。
現在は多くの日本食レストランが弁当の宅配サービスに力を入れ始めている。惣菜の種類や量、ご飯の質、無料配達など、各店舗とも店の特徴を打ち出した弁当を販売しており、戦いの場を宅配弁当まで広げて、ヤンゴン日本食レストランの挑戦はまだまだ続きそうだ。
【執筆 : 竹永ケイシロ】
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