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【タイ】バンコクの小路を走る赤いソンテウが案外便利

Global News Asia / 2016年9月1日 9時0分

トラックを改造したタイプは雨の日だとちょっと大変。いずれにせよ雨の時は床が滑るので、転落には十分注意したい(撮影:高田胤臣)

 2016年9月1日、バンコクは大通りとそこから延びているソイ(小路)で街が構成されている。大通りの起点から見て左が奇数、右が偶数であり、必ずしも近い数字が向かい合っているわけではない。例えばスクムビットであればBTSベーリン駅周辺の奇数側が107の番号が振られていても、向かい側はまだ70番台だったりする。

 バンコクはこのように大通りとソイの番号で住所も形成されているため、通りの名前さえ知っていれば目的地に辿り着くのは容易。ただ、稀にソイが大通りと同じように大きく、距離も長い場合がある。例えば、日本人在住者の多いトンローがそれだ。スクムビット通りのソイ55でありながら、トンロー通りとも呼ばれる。

 また、タクシー運転手などは土地勘がないことと、日本のタクシー運転手に必要な二種免と同じような免許証はあるものの、簡単に取得できることからプロ意識と想像力に乏しく「大体あの辺り」といった言い方では行ってくれないこともある。

 そんなときに便利なのが、トンロー通りなどを走っている赤いソンテウだ。ソンテウとは2列という意味で、元々はトラックの荷台に座席を2列設置したことが由来のようだ。郊外の大きなソイ(例えばオンヌットやウドムスックなど)ではトラックやピックアップを改造したものとミニバス型の車両があり、トンローではミニバス型が走る。

 どんな距離でも一律7バーツ(約21円)なので、初めての土地でも自分でソイの番号やランドマークを確認していれば乗降は難しくない。車内には降車用のボタンがあり、押せばどこでも停まってくれる。また、乗車の際も手を上げて合図をすればどこでも停まって乗せてくれる。

 言葉は不要なので、案外便利であり、在住の日系企業駐在員の家族もよく利用しているのを見かける。

【執筆 : 高田胤臣】

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