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【タイ】ぼったくり防止に効果アリ? 制度が変わったバイクタクシー

Global News Asia / 2016年9月1日 11時0分

バイクタクシー運転手は気さくで穏やかな性格の人が多いが、ごく稀にボッタクリをしようとする輩がいる。そういった者には毅然とした態度で接するべきだ(撮影:高田胤臣)

 2016年9月1日、タイには日本にはない交通機関が存在しており、バンコクで活躍するものとしてはバイクタクシーやトゥクトゥクなどがある。

 トゥクトゥクは三輪自動車のようなタクシーで、通常のタクシーのように料金メーターは取り付けられていない。そのため、交渉となるのだが距離や土地勘がないと利用は難しく、タイ人でも高額な違法料金を請求されることがある。いずれにせよ、タクシーよりも高額になるので、できれば利用は避けたいところだ。

 在住外国人でも慣れた人が利用するのがバイクタクシー。渋滞をすり抜けて行けることと、多くがソイ(小路)の入り口に待機しているので、自宅まで利用するには便利である。ソイの中で利用するだけの場合は短い距離であれば10バーツ程度、中距離で20バーツ、長めでも50バーツほどが乗車賃になる。

 以前はバイクタクシーの営業は地元の有力者が統括していたとされるが、現在の政情不安の大きな一因となっているタークシン元首相が各区役所での登録制にして税収の大幅アップに成功している。その後、新政権が乗車ポイントにおいて料金を明示することを義務化し、いわゆるボッタクリ料金がだいぶ減って外国人でも利用しやすくなった。

 しかし、バイクタクシーの運転手の中には外国人に対しては料金表とはまったく違った料金を請求してくることもある。バイクタクシーの運転手は地方出身者や低所得者層が多く、外国人を見下している者もおり、そのためトラブルが時々発生する。乗車前に必ず行き先周辺の相場を把握してから利用するようにしたい。

【執筆 : 高田胤臣】

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