【タイ】携帯電話の総本山としての姿には陰りが見えるが、相変わらず楽しめるMBK
Global News Asia / 2016年9月2日 15時0分
2016年9月2日、いろいろな個人商店が乱雑に入居する雑居型デパートとしてオープンし、1985年からタイ人や外国人に人気のショッピングスポットとなっている「MBK(マーブンクローンセンター)」。現在は周囲を改装工事しているが、営業は通常通りで、中も相変わらず乱雑であった。
かつては携帯電話の販売店が多かったことから、モバイルのメッカのような場所であったMBK。当時はタイでは北欧のノキアが大人気で、着せ替えグッズとしての各端末用ケースや、SIMカードそのもの、中古端末の売買も行われていた。
近年はスマートフォンの登場で、修理や外国で販売されているiPhoneなどのSIMロック解除のショップが増えてきてた。保証は切れてしまうが、急ぎで応急処置をしたい場合には便利だ。
どこの商業施設でも似たような店が増えているし、大手チェーン店あるいは正規販売店などが正規品を安く販売するようになり、MBKの携帯端末個人商店は淘汰されつつある。そういった事情もあってか、端末よりもグッズ販売が多かったり、なぜかインド系の従業員が店頭に立つ店がよく見られた。
携帯電話売り場としては以前の勢いはなくなったものの、旅先で充電器を紛失した場合などには十分に利用できる。また、MBK館内の上階には飲食店や映画館、外国人向けの土産物店が並ぶ。下の階ではファッショングッズや名刺などの簡単な印刷ができるショップも多く、相変わらず乱雑で面白いデパートではあった。
【執筆 : 高田胤臣】
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