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【タイ】信号無視の車がだいぶ減ったのは監視カメラの普及がある

Global News Asia / 2016年9月4日 11時0分

大きな交差点には交番があり、日中は警察官が手動で信号操作を行っている。警察官がほぼ常駐なので、日中に信号無視をする二輪はだいぶ減ったのだが…。(撮影:高田胤臣撮影)

 2016年9月4日、バンコクは渋滞の激しい都市であると世界的に有名だそうだ。運転マナーの悪さや道路の設計あるいはクオリティー、そして信号システムに問題があることが渋滞悪化の原因だとされる。しかし、長年タイで暮らす外国人からは10年前20年前と比較すると現在はかなり渋滞は緩和されているという。

 以前のタイの運転免許証は取得者が死亡するまで有効だった。現在は仮免として1年、その後本免許として5年間の有効期限が与えられる。更新時にはビデオ講習なども導入され、最新の運転マナーや道路交通法がわかるようになって運転者のマナーは劇的に向上した。

 信号のシステムもだいぶよくなったため、故障することもほとんどない。以前は故障すると赤になったきり数時間青にならないこともあった。また、信号無視をしても警察官に止められない限りは罰則の対象にならなかったため、信号を守るという最低限のルールすら守られていなかった。

 現在は大きな交差点には録画および静止画像撮影ができる監視カメラが設置されており、信号無視の車はオートバイは後日郵送で罰金支払いの請求がいくようになった。この事実が周知され、現在はほとんど信号無視をする車はなくなっている。

 ただ、四輪車は信号無視は少なくなったが、二輪車は相変わらず赤信号でも飛び出してくることがあるので、引き続き横断歩道を渡る際などには青信号だからとそのまま渡らずに、左右を確認するべきである。
【執筆 : 高田胤臣】

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