【タイ】年間1~2cmは当たり前? 地盤沈下の多いバンコク
Global News Asia / 2016年9月6日 9時0分
2016年9月6日、これまでの好景気で今現在もバンコクではコンドミニアムなどが建築ラッシュとなっており、投資対象として人気が高い。
そんなバンコクだが、地下水の過剰な揚水などが原因のために地盤沈下が多い。年間で1~2cmはごく当たり前だ。東京では年間に1cmも沈下する地域はなく、バンコクは異常なレベルと言ってもいい。地域によっては数十センチも地盤沈下が起こり、建造物自体が大きく破損したこともあるという。
コンドミニアムなどの投資は日本人にも人気が高いが、不動産仲介業者の多くはリターンが期待できるのは地域限定という断りを必ず先に入れる。それ以外の地域の物件を購入してしまうと、借り手がつかず、また転売でも値がつかなくなり、損をすることになる。あるいはなんとか数十年かけて回収できる可能性ができたとしても、地盤沈下で物件自体が住めない状態になる可能性もある。
自分で暮らす場合も投資用でコンドミニアムなどを購入する場合でも、地盤沈下の問題を無視してはいけない。
【執筆 : 高田胤臣】
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