【タイ】岡山の桃をタイへ 岡山県観光大使が奮闘
Global News Asia / 2016年9月9日 11時0分
2016年9月9日、日本が好きと答えるタイ人は95%にも上る親日国タイ。好きな理由は、日本の自然や日本料理が上位を占める。そして日本食店もバンコクだけで2000軒を超えるという。そんな中、バンコク在住の岡山県国際観光大使が地元名産の桃を普及するべく活動している。
岡山県国際観光大使を務めるのは、ネックスネイション株式会社(本社バンコク)代表の小野桂さん(41才)。バンコクで今月頭に新規開店した日本レストランSAKANA KITCHENで話を聞いた。
観光大使とは名誉職みたいなもので、特に何かをするというミッションは与えられていないんです。と謙遜気味に話し始めた小野氏。だからこそ、自ら進んでタイと岡山を繋ぎ、岡山を認知してもらえるようなことをしたかったとか。そこで思いついたのが、名産の桃をアピールすること。
まずはバンコクの日本食店を手始めに実際に食べてもらうために、生まれ故郷でもある岡山県新見市産の桃を運び込んだ。レストランの顧客や周辺の料理店などへ、あっという間に売り切れた。しっかりとした手応えを掴んだ小野氏は、今後も岡山をアピールするために色々とチャレンジしていきたいと語った。
タイ人に桃を知っているかと問えば、果物としての桃はほとんど知られていないのが現状だ。知っていると答えた人も、飲料としてのピーチジュースがせいぜいだろう。かつて日本を旅行中に桃を食べたあるタイ人は、「こんなに美味しい果物だったなんて!」とその場でいくつもほうばっていた。果物王国としても世界に名だたるタイでも、桃に限らず可能性を秘めている果物はまだまだ多いのだ。
写真提供:岡山県新見市観光協会
取材協力:SAKANA KITCHEN
【取材 : そむちゃい吉田】
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