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【ベトナム】バイク用の雨合羽で走るベトナムの人々

Global News Asia / 2016年9月24日 9時0分

ハノイで見かけた雨のバイク。ライトの部分がちゃんと透明になった雨合羽を着て走っていた。(撮影:高田胤臣)

 2016年9月24日、東南アジア全体がまだ雨の季節で、ベトナムもまたよく雨が降っている。経済的に発展し、多くの市民が豊かになってきているが、それでも自動車はまだ高価な国。現在でも生活の脚としての主流になっているのはバイクである。

 値段的にもそれほど高くなく、首都ハノイなどは路地が狭いのでバイクの方が便利ではある。ただ、雨が降るとバイクの欠点として事故に遭いやすく、身体も濡れてしまう。しかし、ただの移動手段だけではなく、仕事にも使われるため、雨が降ったからとバイクに乗らないわけにはいかない。

 そのときにベトナム人バイカーのほとんどが利用するのが雨合羽のようだ。それも普通に着ると脚が隠れるどころか、身長よりもずっと長い雨合羽だ。これはバイクに跨がり、ハンドルや後ろの荷物、あるいは同乗者までもすっぽりと覆い被せて使うために長くなった雨合羽で、ちゃんとしたもの(? )ではちょうどライトの部分が透明になっているものさえある。

 東南アジアでも最近発展してきているタイなどではこの数年で傘など雨をしのぐための道具をあらかじめ持っているようになってきたが、ベトナム人は以前からわりと雨への対策はしっかりしているように見受けられる。雨でも走れるようになった雨合羽は見ていて便利そうでもあるが、転倒した場合、危ないような気もした。

【執筆 : 高田胤臣】

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