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タイの食堂や屋台にある調味料セットの使い方

Global News Asia / 2016年10月2日 9時0分

主に麺類に使う調味料セットは聞いてみるとかなり完成されたセットになっていることがわかる。(撮影:高田胤臣)

 2016年10月2日、タイでは特に麺料理を出す店でテーブルに調味料のセットが置いてあるのが見られる。ナンプラー(魚醤)、砂糖、乾燥トウガラシの粉末、酢が基本だ。

 タイ人に使い方を聞くと、タイ人はそれぞれに好みの味があって、どの店においても同じ味になるようにこれらの調味料で調整するのだという。つまり、タイの麺類はテーブルに来た段階では基本的には未完成の状態で、客が各々で味つけを行い完成することになる。この調味料セットに慣れていることもあってか、今のタイの日本料理ブームが始まる以前は日本のラーメンを出す店でもタイ人はせっせと調味料で味付けをしていた。

 この4種類の調味料セットはよくできていて、例えば乾燥トウガラシだけではただ辛いだけだが、砂糖を加えることで鋭角ではない深みのある辛さになるのだとか。つまり、それぞれが互いの特徴を打ち消したり増長する役割がある。最終的に入れすぎると単に濃い味になってしまうのだが、タイ人は子どものころからの経験から、自分好みの絶妙な味つけを持っているのだという。
【執筆 : 高田胤臣】

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