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【ミャンマー】ヤンゴン空港そばに初の低温倉庫 物流のセンコー

Global News Asia / 2016年10月7日 9時0分

指さし確認しながらフォークリフトを運転するミャンマー人作業員(ヤンゴン北部、撮影:北角裕樹)

 2016年10月5日、物流大手のセンコーは投資会社シンガポール・ミャンマー・インベスコと共同で、ヤンゴン北部のヤンゴン国際空港付近に冷凍施設などを整備した3温度帯対応の物流倉庫をオープンした。医薬品など微妙な温度管理が必要な物品を、航空便で到着してすぐに、温度の安定した倉庫に収納できることがアピールポイントだ。すでに国連機関などから医薬品の保管・輸送を請け負っている。
 
 物流倉庫は延べ床面積が2,850平方メートルで、ヤンゴン空港から約4キロの位置にある。常温のほか、ワインやチョコレートなどを保管する低温(10~15度)、精肉や医薬品などの冷蔵(3~5度)、食品などの冷凍(マイナス25度)の倉庫を備えた。日本から冷凍トラックも持ち込んでいる。2018年をめどに大型の低温物流センターの建設を検討しており、将来的にはミャンマー全土にコールドチェーンの整備を目指す。

 同日のオープン式典では、ミャンマー人作業員らが指差し確認をしながらフォークリフトで荷物を運ぶパフォーマンスを行った。

 ミャンマーでは、対外開放と経済発展の結果、野菜などが消費者の手元につくまでに品質劣化しないコールドチェーンの必要性が高まっている。大手卸の国分は、昨年12月に地元財閥と組んで低温倉庫を開設。総合商社の双日も大手スーパー向けに低温物流事業を展開しており、今後ミャンマーは低温物流の時代に突入しそうだ。
【執筆 : 北角裕樹】

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