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【タイ】中国のブランドが日本を騙る? メイソウがタイで店舗を増やす

Global News Asia / 2016年10月29日 9時0分

メガ・バンナーで内装工事中の名創優品。日本の旗艦店はかなり小さいらしく、またベトナムの首都ハノイにも小さな名創優品がある。(撮影:高田胤臣)

 2016年10月29日、バンコク郊外にある巨大商業施設「メガ・バンナー」内に「名創優品」の出店が告知されていた。

 名創優品は英語では「MINISO」、カタカナでは「メイソウ」と書かれており、日本のファストファッションのブランドだと表示されている。ロゴはファストファッションで有名なほかのブランドを連想させるようなもので、告知看板に書かれている日本語――例えば『ここで無限の生活楽しみをみつければ、いいんじゃない。』などを見る限り、日本語のネイティブスピーカーが書いた文章とは思えないレベルで、日本人からすると「?」となってしまう。

 名創優品はどうも日本のブランドではなく、中国で展開するファストファッションのようである。ホームページ上では本社は東京にあり、日本でも確かに展開しているようだが、現状4店舗程度だという。ネットで調べてみても、創業者のひとりは日本人だというが、結局名創優品は日系企業なのか中国企業なのかが曖昧でよくわからない。

 そんな名創優品はタイでは今年8月末にシーコンスクエア・シーナカリンに第1号店、観光客に人気のナイトバザール「アジアンティーク」に2店舗目を出店。このメガ・バンナー店がどうやら3店舗目になるようである。

 日本ブランドと謳うことでタイ人がやってくるのは日本人として誇らしいが、まずは名創優品自体がどんな会社なのか明らかになってほしいところである。
【執筆 : 高田胤臣】

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