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世界の変わった肉料理を紹介 旅エッセー「世界のへんな肉」が話題! 一11月25日東京で対談イベント

Global News Asia / 2016年11月22日 17時5分

書籍の表紙。東京・表参道で対談イベント、11月25日 (金)開催。白石あづさ(フリーライター)×幅允孝(ブックディレクター)「世界の肉を読む」

 2016年11月22日、国内でもシカやイノシシなどジビエ専門の料理店が増えてきているが、世界中の珍しい動物の肉や魚料理を取り上げた旅のエッセー本「世界のへんな肉」(新潮社)が話題になっている。

 著者は世界約100か国を旅したライターの白石あづささん。アフリカではラクダやキリン、中米ではアルマジロやリャマ、ヨーロッパではビーバーやトナカイなど動物園でおなじみの動物を各地で食べてきたという。

 「おいしかったのは、やはりアジアですね。インドネシアのヤギのスープやヤギの串焼きは香ばしく濃厚な味。マカオで出会ったカエルの卵巣のデザートはタピオカのようで食べやすく、大きな器だったのですがペロリといただきました。中国で発見したカブトガニは大味でしたが」と語る。

 日本のライチョウは天然記念物となっているが、北欧ではスーパーで売られていたり、日本ではほとんど食べられることのない羊の脳みそをイランの人たちはパンに挟んで食べていたり、また牛を食べることがないと思われていたインドの人たちが水牛のカレーをおいしそうに頬張っていたりと、世界各地の生活習慣の違いなども書かれ、肉文化を通してその土地の風習や人柄を知ることができるユニークな内容となっている。

 「この本には遺跡や絶景の話はほとんどでてきません。言葉もあまり通じない地元の人たちとのなかなか通じないコミュニケーションや初めて出会う肉の味について淡々とつづっている地味な本ですが、この本を読んで肉グルメの旅に出たいと思ってくださる人がいたら嬉しいですね」と白石さん。

 11月25日 (金) には、本の発売を記念し、都内のカフェでブックディレクターの幅允孝さんとの対談イベント「世界の肉を読む」も開催される。

●イベント
タイトル 白石あづさ(フリーライター)×幅允孝(ブックディレクター)「世界の肉を読む」
日時 11月25日 (金)19:30 - 21:00
場所 H.I.S.旅と本と珈琲とOmotesando(東京・表参道)
会費 1000円(スペシャルティコーヒー付き)
予約 http://peatix.com/event/215658

●白石あづさ(しらいし あづさ)
日本大学芸術学部美術学科卒業。地域紙の記者を経て、約3年の世界放浪へと旅立つ。帰国後はフリーライターとして旅行雑誌、グルメ雑誌等に執筆する傍ら、週刊誌のグラビアなどで旅や人物の写真も発表。グルメ雑誌「おとなの週末」にて「白石あづさの日本の奇祭珍祭」を連載中。南極から北朝鮮まで、これまでに訪ねた国や地域は100以上にのぼる。著書に『世界のへんな肉』(新潮社)、『世界のへんなおじさん』(小学館)。

【編集 : AS】

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