トランスアジア航空の解散は、経営陣の安全軽視が原因
Global News Asia / 2016年11月22日 19時18分
2016年11月22日、台湾に本社を置く、トランスアジア航空は、解散を発表した。
航空関係者によると、経営陣の安全軽視が原因だと言う。度重なる墜落事故を起こし、搭乗率が大きく低下した。また、フルサービスの航空会社と言っても、ライバルはLCCで、価格競争にさらされ、整備などの安全面や、パイロットなど乗務員への負担が増えた。トランスアジア航空を退社し、他社への転職率も高かった。
2015年の墜落事故当時、元トランスアジア航空パイロットは「2014年には、20人ものパイロットがトランスアジア航空を辞めて、他社に再就職した。経営陣は安全を犠牲にしてでもコスト削減を重視しており、労働条件や整備体制はなかなか改善されない。例えば、長距離路線で深夜帯にかかる運航の場合、フライトの間隔は、最低でも30時間の空けるよう決められているが、午前3時に勤務が終了、翌々日の午前9時に次のフライトといった具合に、30時間ピッタリのタイミングでフライトを入れられることも多い。遅延した場合、30時間を確保できないこともあるが、予備の要員が確保されていない遠隔地の場合、そのまま勤務に入ることも少なくない」と話していた。
地元メディアは、資金繰りに困窮したため、全便運航を停止した当日に、解散を発表したのではとみている。 国際線を往復航空券で旅行中の利用者には、11月26日までに他社便への振り替え航空券を発券すると発表しているが、スムーズに出来るのか疑問が残る。
【編集 : KD】
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