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【タイ】過激派組織ISのウェブサイト閲覧が10万回を超える

Global News Asia / 2016年11月26日 9時0分

プーケットのナイトマーケット

 2016年11月22日、タイ警察のシーワラー副長官は複数のタイ人が過激派組織「イスラム国」(IS)とつながりがあると、オーストラリアの警察当局から提供された情報を受けて、過去1年の間で過激派組織「イスラム国」(IS)のウェブサイトをタイ国内から閲覧した回数が、10万回を超えたことを明らかにした。また、治安当局に対して報告内容の真偽などを確かめるよう指示した。

 タイは国民の5~6%がイスラム教徒。特にマレーシアと国境を接する深南部は、住民の大半がマレー語方言を話すイスラム教徒で、一部がタイからの分離独立を掲げて過激化し、タイ当局との武装抗争を続けている。深南部では2004年以降、1万5000件を超えるテロが発生し、6500人以上が死亡している。

 タイでは今年8月、中部のホアヒン、南部のプーケット島といった観光地や、南部トラン市、スラタニ市などでテロとみられる爆弾の爆発が相次いであり、4人が死亡、英国人、オランダ人など外国人を含む37人が怪我をしている。また、南部ナコンシータマラート市のショッピングセンター、パンガー市の市場などが放火された。

 タイ警察はこれらの事件で、9月末までにいずれもマレー系のイスラム教徒とみられるタイ人の男9人の逮捕状をとっている。
【執筆 : HT】

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