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【カンボジア】プノンペンの道路渋滞緩和に新しい信号システム

Global News Asia / 2016年12月29日 11時30分

JICA提供

 2016年12月20日、JICAカンボジア事務所が発行する「カンボジアだよりNo64」に『JICAが答える「気になる!」ポイント プノンペンに新しい信号が次々にーなぜ? 』と題する記事が掲載された。

(記事)最近、プノンペン市内に新しい信号機が次々 に設置されています。日本の無償資金協力で今年3月に始まった「プノンペン交通管制システム整備計画」の一環ですが、毎日の暮らしで使う信号だけに、気になることもあります。JICA カンボジア事務所の担当者に聞きました。

Q:信号は何か所に設置しているの?
A:全部でプノンペン市内の100カ所です。そ のうち64カ所は付け替え、36カ所は新設です。

Q:いつから使い始めるの?
A:電力供給をすれば使える場所もあるのですが、いつから使うかは、まだわかりません。
設置の進捗率はおよそ5割といったところですが、プノンペン当局側はすべての設置を終えてからの引き渡しを希望しており、JICA側は使えるところから早く使ったほうがいいのではと助言しています。

Q:ただでさえ渋滞がひどいです。信号が増えることでさらに悪化するのでは?
A:新しい信号機は、交通量の変化や時間帯に 応じて点滅の間隔を変えるなど、スムーズな通行を支えるシステムとなります。26カ所の交差点にはモニター用カメラを設置し、新設する交通管制センターで一括監視ができるようにもなります。バラバラだった形や表示方式も統一されますので、交通安全や、渋滞が緩和する方向に役立つと考えています。また、信号と信号の間隔が狭くなって停止回数が多くなっても、車の流れがスムーズであれば「移動時間全体」では短縮している、という状況になっていくと思います。

Q:古い信号はどうなるの?
A:すべての信号が新しくなるわけではないので、これまでの信号を使う場所もあります。新規と既存の2つの信号があるところは、新しい信号が稼働したら、古いものは撤去されます。
【編集 : YT】

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