【カンボジア】プノンペン国立母子保健センターに新研修施設完成
Global News Asia / 2017年1月4日 11時30分
2016年12月20日、JICAカンボジア事務所が発行する「カンボジアだよりNo64」に『お母さんと赤ちゃんの健康のために 母子保健の取り組み』と題する記事が掲載された。
(記事)高度化する医療、国立母子保健センターを拡張。プノンペンにある国立母子保健センター に、日本の無償資金協力による新たな研修施設が完成し11月28日、現地で式典が開かれました。既存施設の改修や医療機材の整備も併せて行われました。
国立母子保健センターは、カンボジアで最大の産婦人科病院です。カンボジア人の50人に1人、1日平均20人の赤ちゃんがここで生まれています。1997年に日本の援助で 建設されて以来、施設の充実のみならず、 助産師の育成など幅広い分野で継続的に援助をしています。その結果センター は親しみを込めて「ペ ート・チャポン」、クメール語で「日本の病院」と呼ばれるまでになっています。
今回新設された研修棟では、助産師など医療従事者を対象に、年間約650人の卒前研修、2050人の卒後研修が実施される予定です。カンボジアではお産の際の妊産婦死亡率や乳児死亡率が減少し、お母さんと赤ちゃんの健康が守られるようになってきましたが、それでも高度な技術を必要とする分娩などハイリスクなケースがあります。母子保健の医療従事者は、研修を通じ て、常に新しい知識と技術を得る必要があるのです。
JICAの支援●広がる助産ケア
カンボジアでは年間約750人の助産師が誕生しています。内戦後、助産師の数は慢性的に不足しており、特に地方では深刻でした。JICAは支援当初から人材育成に取り組みましたが、特に2007年からは、全保健センターに最低1人の助産師を配置するというカンボジア保健省の取り組みを支えました。その結果、2005年から2013年までの間に、有資格者による分娩の介助率は34%から84%に、施設分娩率は16%から80%にまで伸びました。
【編集 : YT】
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