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【ベトナム】タクシーはスマートフォンで呼び出すことが当たり前?

Global News Asia / 2016年12月29日 9時0分

ハノイ市内から空港に行くには、屋根やドアにエアポートと書いてあるタクシーでないと行ってくれない。しかし、街中で停めてもほとんどが乗車拒否される。そんなときに便利なのがアプリなのだ。(撮影:高田胤臣)

 2016年12月28日、ベトナムの首都ハノイでは民間タクシー会社が多数運行しており、24時間、移動の足に困ることはない。しかし、乗車拒否や不正メーターの使用で正規料金で乗れないなど苦情も多い。特に言葉が通じない外国人には不利な状況で、問題のないタクシー会社は3社程度しかないともいわれている。

 そんな中で便利なのはスマートフォンにダウンロードでき、タクシー会社と連絡が取れるアプリだ。乗りたい場所で連絡をすれば、タクシーが迎えに来てくれる。例えばハノイ市内からノイバイ国際空港に行くには普通のタクシーでは対応してもらえない。空港行きのタクシーは屋根にエアポートと掲げている車でないといけないし、事前に予約をしていないとほとんどのケースで乗車拒否をされる。

 そんなときにアプリで好みのタクシー会社に直接連絡をつけることで、ハノイ市内のどこにいても30分以内にはタクシーが駆けつけてくれる。しかも、正規料金で対応してくれるので、安心して利用できる。ハノイ市内から空港へは大体12ドルがほぼ正規料金となる相場だ。一般的なタクシーを停めて交渉すると15~20ドル、あるいはもっと高くいわれてしまう。しかし、アプリを使えば安心料金の上に、きちんと記録に残るため安全でもある。

 ベトナムは飲食店などにWi-Fiが設置されていることが一般的だ。ベトナム語ができないとやや難しいが、外国人観光客でもアプリに接続して利用しやすい環境がある。ベトナムもまたスマートフォンが欠かせない場所になってきたようだ。

【執筆 : 高田胤臣】

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