フィリピンで韓国人殺害事件や凶悪犯罪が頻発ー韓国人同士の抗争も多い

フィリピン(資料写真・パンパンガ州　フルーツ店)

　2016年12月28日、現地メディアによると、フィリピンで韓国人をターゲットにした凶悪犯罪が増えている。今年8人の韓国人が殺害され、行方不明や誘拐された人の数を含めると、100人を超える。

　ソウルからの直行便があるパンパンガ州のサトウキビ畑で10月に韓国人3人が頭を銃で撃たれて殺害されるなど、事件も多い。この地域だけで、韓国人男性がフィリピン人女性を妊娠させ、連絡が取れなくなることが年間約16,000件発生しており、韓国への憎悪が広がっている。

　フィリピンで凶悪事件が頻繁に発生する理由としては、約10万円で殺人を請け負うグループが多数存在すること。被害に合うのは、利害関係のある長期滞在者。また、韓国暴力団がフィリピンにへ行き、トラブルを起こし抗争に発展することもある。さらに観光客が財力をアピールして誘拐されるなど、自ら狙われる種をまいている事に気が付いていないようだ。

　こうした状況には韓国政府も重い腰を上げ、韓国人が集まる地域に防犯カメラの設置支援を始めた。
【編集 : KU】