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【マレーシア】ASEAN諸国の中でも悲観的なマレーシアの景況感

Global News Asia / 2017年1月12日 9時0分

マレーシア屋台

 2017年1月12日、マレーシアのビジネス界で閉塞感が漂っている。国際コンサルティング会社のグラント・ソントンが発表した最新版「国際ビジネスリポート(IBR)」によると、マレーシアのビジネス界の景気について調査したところ、良いと感じる回答から悪いと感じる回答を差し引いたネット率が、前回(2016年第3四半期)から-36%と大きく悪化しており、2010年来の低い値となっていることが分かった。

 FTコンフィデンシャル・リサーチによる四半期毎の調査でも、マレーシアはこの先6ヶ月間の経済状況や政治感情が東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国の中で最も悲観的であると評されている。

 経済成長は進んでいるものの、リンギ安が影響していることで景気の上昇は感じられず、むしろ為替変動や、労働者不足などを景気停滞のリスクとして不安視する声が多くなっている。FTコンフィデンシャル・リサーチでは、今年のマレーシアGDP成長率を4.4‐4.7%と予想している。

【執筆 : HT】

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