卵子・精子提供＆代理出産に関する個別相談会が東京・大阪で開催 2017年3月

不妊のカップルや夫婦には代理出産も重要な手段になる。この相談会で専門家に直接疑問をぶつけて、より深く検討することをお薦めしたい。(画像提供:タイランドIVFサポートセンター)

　2017年1月15日、タイ・バンコクで日本人の代理出産などのサポートを行っている「タイランドIVFサポートセンター」が2017年3月、東京と大阪で個別相談会を開催することを発表した。今回の開催で第18回となる。

　同社が開催する個別相談会では卵子・精子提供や代理出産に関する話を直接担当者から聞くことができる。同社代表の横須賀武彦氏は個別相談会の意義を次のように語る。

　「インターネットでは嘘や間違った情報が非常に多く、インターネットで得られる情報が正しいとは限らないことは一般の方の間でも認識され始めていると思います。個別相談はアナログな方法ではありますが、やはり人と人とが会って相談するスタイルで一番確実で安心です」

　特にタイでは2014年に日本人男性による代理出産悪用の事例があったことで、外国人カップルによる代理出産はかなり限定的になっている。禁止法案が施行された際は現地でも混乱があったほどで、そのため、現地の最新情報はインターネットで確認することも難しい。そこで横須賀氏のような実際に前線に立つ専門家に話を聞けることは貴重な時間である。

　また、タイ国内では限定的になった代理出産だが、「タイランドIVFサポートセンター」ではジョージア(グルジア)などでの代理出産も提案している。横須賀氏が話す。

　「この個別相談会を通じてタイだけでなく、ジョージア、カンボジアの不妊治療や代理出産プログラムの現状や違いをご理解いただき、情報の信憑性の確認と最新情報を得て、よりよい選択の基にしていただけると幸いです」

　開催日時は東京は渋谷にて3月24日から27日までの4日間、大阪は心斎橋で3月31日から4月2日までの3日間。申し込みは「タイランドIVFサポートセンター」のサイトなどから可能で、定員に達し次第、受付は締め切られる。

　会場は東京では「渋谷エクセルホテル東急」5階の「エスタシオンカフェ」にて、大阪は「ホテル日航大阪」1階にある「ティーラウンジファウンテン」を予定している。相談会の時間は10時～20時で、相談料は1時間2000円、2時間では3000円。

　日本在住で代理母による出産を希望しているカップルはこの機会に専門家から直接話を聞いて将来設計の指針を見出せるはずだ。

【執筆 : 高田胤臣】