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【カンボジア】シハヌークビル港に電子海図ーJICA

Global News Asia / 2017年2月3日 9時0分

●海上を走る測量技術者たち

 実際、海図をつくるための測量は、机の上のコンピュータでできるものではなく、測量技術者が海の上を縦に横に走り回って実施しました。測量技術者は約半年の間は、毎日のように船に乗っていたそうです。離島に前線基地をつくり、その周辺を何日もかけて測量したこともありました。「どんなに技術が発展しても、実際にその場に行ってみないとわからないことがたくさんある」。穀田さんの言葉です。正確な海図を持つことの意義とその貴重さがよく分かります。 こうして出来上がった電子海図は、今後カンボ ジア政府と、この海図を国際的に管理する英国水路部に託されます。通常は約20年、潮流の速いところではもっと頻繁に情報のアップデートが必要になります。また、カンボジアが国際水路機関(IHO)に未加盟であるという課題も残っています。プロジェクトは今年3月で終了しますが、シハヌークビル港の「海のカーナビ用データ」はその歩みを始めたばかりです。』

 船舶の安全航行には正確な海底地形図も必要だ。日本財団は、GEBCO共同事業として、2030年までに世界の海底地形の解明を行うプロジェクトを実施している。2004年から海底地形図作成の専門家育成を行っており、2016年6月にはモナコ公国で「日本財団-GEBCO海底地形図の未来に関するフォーラム」が開催された。このフォーラムにはアルベール2世大公ほか220人が参加し、2030年までに世界の海底地形を解明するためのロードマップについて議論が交わされた。
【編集 : YA】


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