「しゃぶしゃぶ温野菜」ニクの日イベント、タイやフィリピンのSNSでも羨ましいとの声

こんな肉を食べたいと、タイやフィリピンのSNSで話題になった。タイは新鮮な野菜が安く売られているが、フィリピンはとても高い。厳選した野菜となると入手は困難な状況。

　2017年2月9日、アジア戦略(台湾、シンガポール、香港、ベトナム、インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン)で海外展開している「しゃぶしゃぶ温野菜」(国内約400店舗)は、ニクの日にちなんで、極厚の「黒毛和牛ざぶとん」を厚さ29ミリでカットした「すき焼き」と黒毛和牛食べ放題を、290円で行った。

　タイやフィリピンでも、日本だけではなく海外でも実施してほしいとSNSで話題が広まっている。イベントは、8組限定の抽選で東京・六本木店と大阪の梅田北店で同時開催。六本木店では、8組約30名が参加した。

　店長は「表面に金箔が貼られた通常提供している20倍の厚さの「黒毛和牛ざぶとん」を、スタッフが丁寧に肉汁を閉じ込めるように鍋で焼き、特性の割り下を投入。表面に焦げ目が付き、断面に赤身が残る位で卵黄と絡めると、お肉そのものの旨味と割り下の甘さが口一杯に広がり一口食べれば上質なお肉であることを実感。お肉は厚ければ厚いほど、味にごまかしが効かないんです」と話す。

　タイでは、日本旅行で牛肉のおいしさを知ってしまった人が多く、数年前には大量の日本産牛肉を持ち帰ろうとして、成田空港でチェックされてしまい泣く泣く諦めた政府高官もいたほど。牛肉の生産量は上がているが、なかなか畜産技術は発展途上で、食通が満足するにはまだまだ時間がかかりそうだ。

　この日は、通常1人4,280円で提供されている「黒毛和牛食べ放題」も楽しめる。お肉はもちろん、厳選された国産野菜もお替り自由で全60種類以上のメニューが食べ放題だった。
【編集 : 梅田浩】