【金正男氏殺害】マレーシアついに、北朝鮮大使を追放-工作拠点消滅し国交断絶か! 国民の不満感増大
Global News Asia / 2017年3月5日 11時4分
2017年3月5日、マレーシアのアニファ外務大臣は、駐マレーシア大使館の姜哲(カン・チョル)大使を国外退去にすると発表した。マレーシアと北朝鮮は金正男氏殺害事件をめぐり関係が悪化している。
現地メディア『ニューストレーツタイムズ』によると、マレーシア外務省は、姜大使を4日午後6時に来るように伝えるも午後10時なっても姿を見せなかったため、外交上、好ましくない人物として、最初の呼び出しから48時間以内の6日午後6時までの国外退去を宣言した。
好ましくない人物(ペルソナ・ノン・グラータ)は、国際外交においての評価基準の1つで、今回、マレーシア外務省は、事件後、繰り返しマレーシア政府を批判し、捜査にも協力する姿勢を見せなかった姜大使、をペルソナ・ノン・グラータに指定したことで国外退去処分を下すことになった。
事件後、唯一逮捕していた北朝鮮籍のリ・ジョンチョル氏を4日に釈放、強制送還したことで、事件は、膠着(こうちゃく)状態に陥るとの懸念も出始める中での大使追放は、真相究明に進むのか注目される。
その一方で、マレーシア人の中での関心は日に日に低くなり、政府とマスコミが騒いでるだけと思っている人が多い。さらには、一向に事件解決のめどが立てられない政府へのいら立ちの声も出始めている。金正男氏殺害事件が長期すればマレーシア世論が政府不支持へ傾いていくという内政問題への要素もはらみ始めている。
【翻訳/編集 : 中野 鷹】
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