【インドネシア】中国に騙されずージャカルタとスラバヤ間730Kmには、日本の新幹線
Global News Asia / 2017年3月26日 7時31分
2017年3月25日、インドネシアメディアによると、ルフット大臣は、ジャカルタとスラバヤ間の約730Kmの既存鉄道の高速化計画について、日本に発注する方向で進めていることを明らかにした。年内にも合意する可能性が高い。
既存鉄道高速化は、現在の約12時間から6時間程度に半減する計画で費用は100兆ルピア(約8600億円)を超す見通し。インドネシアは日本からの資金や技術協力を期待しており、石井国交大臣は12月21日に訪日したインドネシアの閣僚に対し、計画の事業化調査に協力していく意向を表明していた。
背景には、中国への強い不信感がある。事実上破たん失敗と言われる中国に発注した高速鉄道計画(ジャカルタ―バンドン間・約140Km、2019年開業)があるが、工事はほとんど進んでおらず、とん挫する様だ。
中国の提案は、インドネシア政府の費用負担は、実質0円でしかも事業が失敗しても債務保証は求めないという画期的な提案だった。中国は、有力だった日本提案への対抗策として、画期的な提案をしたのだが、日本潰しのためだけの計画だったのではないかとの声も聞こえる。
ジャカルタ―バンドン間・約140Kmの高速鉄道計画は、優先順位が低く投資費用が膨大なため、一時は、中速鉄道計画案も出ていたが、中国から破格の条件が提示されたので、2019年の大統領選に向けての実績作りのため、ジョコ大統領が思わず飛びついてしまった。この失敗を繰り返したくないとの後悔が強い。
【編集 : HT】
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