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【タイ】BTSスクムビット線サムロン駅が誕生ーサムットプラカン方面の全線開通は2018年予定

Global News Asia / 2017年4月15日 9時0分

ファイル名 : DSC07593キャプション(全角100文字以内)サムットプラカン県内に4月3日できたBTSサムロン駅。(高田胤臣撮影)

 2017年4月3日、バンコク都内を走る高架電車スカイトレインのスクムビット線東側延伸部の1駅が開通した。これまでの最終駅からスクムビット通り沿いにおよそ1.8キロほど延長された。駅名は近隣の地名を取ってBTSサムロン駅となった。スカイトレインは全線で値上げとなるが、年内はサムロン駅とこれまでの最終駅だったBTSベーリン駅区間は無料となる。

 BTSサムロン駅周辺はバンコク都を越えてサムットプラカン県になる。駅周辺はスクムビット通りとテパラック通りがあり、日系企業(主に自動車関係)がいくつか大きな社屋を構えている。ほぼ駅前には連絡路直結でインペリアル・ワールド・サムロンという商業施設があり、またその施設向かいには近隣住民向けの市場が広がっている。ただ、観光客にとっては目を引くものはない。BTSサムロン駅から延線工事はさらに南へと続いている。こちらが全線開通すれば観光にもかなり大きな利用価値が生まれる。

 サムットプラカンの県庁所在地があるパクナムは展望台を建設しており、市街地も古い街並みでおもしろみがある。また、さらに南下すれば「サムットプラカン・クロコダイルファーム」もある。日系製造業が多く入居する工業団地にも近くなるため、バンコクからの通勤や営業訪問がしやすくなる。

 ただ、このサムットプラカン方面の全線開通は2018年が目標になっており、まだまだ先の話。延線部分の工事はほぼ終わっているが、駅名などの看板は設置されておらず、実際に車両を乗り入れてのテストも行われていない。タイはいろいろな事業が遅れることがよくあるが、2018年中に果たして開業されるのだろうか。
【執筆 : 高田胤臣】

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