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紙タバコの100倍危険「水タバコ」規制拡がるー健康被害は深刻

Global News Asia / 2017年5月7日 22時44分

危険な水たばこ(資料写真)

 2017年5月5日、危険な「水タバコ」の規制が拡がっている。健康推進国のタイでは「水タバコ」は、強く規制されており目にすることが少なくなった。フィリピンでは、麻薬摘発を強化しており「水タバコ」に、麻薬類似成分が含まれている場合、逮捕の対象としている。

 紙タバコに比べ、水フィルターを通すため、有害な成分は水に溶け、悪影響は無いとPRしていたが、これは間違いで紙タバコの100倍危険との報告も出ている。

 深呼吸や、腹式呼吸で体内に「水タバコ」の煙を吸い込んだ場合、ベンゼンやニコチン、タールなどの有害物質が大量に入り、一酸化炭素中毒で意識がもうろうとしたリ、心拍数が増えるなど健康被害が多い。ガンの発症率も上がる。
 
 「水タバコ」の仕組みは、タバコの葉と炭、フレーバー(果物からスパイス、花、コーヒー、ガムなど)を、約3センチ四方に固めた煙草を燃やし、煙をガラス瓶の中の水を通して吸う。地域により、タバコの葉とフレーバーの比率はまちまち。アラブ人向けの「水タバコ」は、タバコの葉の比率が高くさらに危険度が増す。
【編集 : KM】

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