北朝鮮6回目の核実験で小型化 ー 弾道ミサイル・アメリカの脅威に!
Global News Asia / 2017年5月7日 9時15分
2017年5月7日、北朝鮮は4月15日の太陽節か4月25日の朝鮮人民軍創設記念日に6回目の核実験を実施するのではないかと、日本で盛んに報じられたが現段階では核実験は実施されていない。北朝鮮の軍事情勢に詳しいジャーナリストは、「この6回目という回数には特別な意味があります。その重要性をアメリカも理解しているので、過去にないくらいの圧力を強めているのでしょう。もし、6回目の実験が実施され成功すれば、北朝鮮は、核の小型化へ大きく前進すると見られているからです」
現段階では、北朝鮮は核を保有しているものの、小型化には成功していないと考えられており、発射を繰り返す弾道ミサイルへの搭載はできないが、小型化に成功すれば、搭載できる可能性がぐんと高まる。
「中国政府も北朝鮮は核の小型化には成功していないと見ており、先の米中首脳会談でこの認識を共有したのでしょう。当然ながら北朝鮮としては、6回目の核実験を何があろうと実施したいと考えているはずです。仮に北朝鮮が核の小型化に成功したとなれば、アメリカは対北朝鮮政策の抜本的な見直しを余儀なくされるでしょう」(同)
北朝鮮としては、核の小型化を達成することは、安全保障における最大の抑止力となると考えており、この力を背景にアメリカに核保有国と認めさせたいとの目論見がある。
「ですが、国際秩序を無視して、無理やり要求を通すような北朝鮮のやり方を、アメリカが容認してしまうことがあれば、『ならば我々も! 』と追随する国家が出てくることも十分に考えられるので、アメリカとしては悪しき前例を作りたくないわけです。北朝鮮にしても核実験を実施すれば、アメリカが先制攻撃へ踏み切る可能性も出てくるなど、当面は、難しい駆け引きが続きそうです」(同)
【執筆 : 中野 鷹 】
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