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【タイ】プラユット首相が民政選挙の延期を示唆

Global News Asia / 2017年5月24日 23時25分

タイの報道写真より

 2017年5月22日に、バンコク都内の国立病院で起きた爆弾テロを受けて、軍事政権のプラユット首相は、来年に予定されている民政選挙の延期を示唆した。

 発言は、爆弾テロへの一層の警戒強化を呼びかける中で行われたもの。負傷者が25人に達した今回の事件について、いかなる勢力によるものとしても、認められるべきものではないと強く非難した。

 これに対し、民主党などの政党関係者らは、首相の発言に反発。選挙の延期をしないように政府に促している。

 爆破事件は当初、エアコンのガス漏れや酸素ボンベが原因との情報が流れ混乱した。爆発は、時限式発火装置や現場から散乱していた釘が発見されるなど、反体制派や深南部のイスラム原理主義グループによる犯行も疑われている。

 その中で、警察関係者によると事件3日前に警告文が送られていたことが明らかにされた。警告文は手書きで、ISにも関係した深南部イスラムグループが3つの国立病院を標的にしているという内容で、4月5日に起こった爆破事件との関連性についても言及していたという。

 警告文を受け取ったのは、今回の現場となった病院から1キロメートルほど離れたラマ6世通りの国立ガン研究所で、同施設では、すぐに所轄署に通報して、病院内の監視強化をしていた。現在、警察では事件との関係を捜査している。
【翻訳/編集 : Duang】

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